脳のエネルギー源は糖質だけじゃない?

脳のために糖質摂取という間違った考え

脳のエネルギー源は、基本はブドウ糖だけと言われています。

また、脳は、そのブドウ糖をほとんど蓄える事が出来ないので、エネルギーとなるブドウ糖が不足しないように糖分の摂取が必要という事が当たり前に言われてきています。

しかし、これは、危険な誤解です。

特に、砂糖が必要というような書き方は危ないです。

そのまま信じて砂糖や多く含む食べ物をこまめに摂取していたら、高血糖状態が維持されインスリンの分泌過多で膵臓は疲弊し、結果、糖尿病を誘発しかねません。

いわゆる砂糖とは、ショ糖の事。

これは、ブドウ糖と果糖がくっついたもので、体内に吸収されやすいそうです。

一方でブドウ糖と果糖というのは、吸収されやすいものの血糖値の上昇は緩やかだそうですが、ショ糖(砂糖)の状態だと血液内での分解が遅れてしまい、血糖値の高い状態が維持されやすいそうです。

その為、インスリンが過剰に分泌されてしまい、それが終わった頃には、ショ糖の血中濃度は下がっている事で血糖値の乱高下を来す恐れがあるそうです。

なので、脳のエネルギー減として必要だからとこまめに砂糖を摂るのは、危ないということなんですね。それに、脳が食べ物のエネルギーだけに依存していたら、今まで人間が生きてこれるわけがありません。

ガンジーのように不食でも普通に考え話す事が出来るだけでなく、現代まで名を残す位の求心力を持っている人も居ますが、これを脳のエネルギー源が砂糖だけとしたら全く説明が成り立ちません。

無理に糖分を摂取しなくても、体は、エネルギーを取り出す仕組みが色々と備わっているので、糖尿病のように食事管理が必要な段階になければ、こういう情報にも気をつけたいところです。

糖新生とは

ヒトの身体には、血糖値が上がりすぎてもインスリンでしか対応することが出来ませんが、血糖値が下がるとコントロールして安定させる機能が備わっています。

それが糖新生というものですが、実際にどのような働きなのでしょうか。

糖新生とは、平たく言うと糖質以外からグルコース(ブドウ糖)が生成される働きの事ですが、原材料となるのは、乳酸やピルビン酸、グリセロール、そして、アミノ酸などだそうです。

まず、ブドウ糖とは、体内では解糖系とTCA回路を経てエネルギーを取り出されるのですが、前者の解糖系は、ブドウ糖(グルコース)をピルビン酸か乳酸に代謝するそうです。

この働きを逆行するのが糖新生というものなので、結局、一度エネルギーを取り出したものを身体の中の材料で復元し、血糖値を戻そうという働きだと理解できます。

血糖値が下がると、肝臓でグリコーゲンが分解されてグルコースとなり、併せて、糖新生が行われて血糖値が維持されるとの事でした。

いずれにせよ、身体には、血糖値が下がったときには、それに対しての対応方法が用意されているので、血糖値が下がるのを恐れて空腹を感じる事のないような食生活を繰り返すのは、良くないようにも思えます。

ありがちな誤解として「血糖値が下がるのが危険なので、一日三食しっかり食べた方が血糖値が安定します」という事ですが、そんな事をしていては、糖新生という機能がまったく使われず働きが錆び付いているかもしれませんね。

そうなると、突然の飢餓状態に陥ると、身体は、対応しきれず低血糖となってしまう可能性も否定できません。

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