食後に高血糖を起こしやすい原因は何?

食後に血糖値が異常に高くなりやすい状態

健康診断では通常、空腹時血糖値によって糖尿病の可能性を判断します。空腹時血糖値は前夜から10時間以上絶食した状態で測定します。その結果、血糖値が高めの場合、さらに詳しい検査(ブドウ糖負荷試験など)を受け、糖尿病かどうかの判断を行います。

空腹時血糖値の測定は、糖尿病の基本的な検査ですが、それだけでは把握できないタイプがあります。それが食後高血糖と呼ばれるものです。

食後高血糖はその名の通り、食事後の血糖値が異常に高くなる症状のことです。この、食事後の血糖値が異常に高くなる症状を起こしやすい原因としてはどのようなものがあるのでしょうか。

食後の高血糖を防ぐために

日常生活のなかで、食後高血糖を予防するにはどうしたら良いのでしょうか。その基本は食事と運動ですが、特に次の2点を重視しましょう。

ひとつ目、ゆっくり食べることです。血糖値の改善には勿論食べすぎない(カロリーを摂りすぎない)ことが大切ですが、食後高血糖の予防で特に注意したいのはゆっくり食事をするということです。というのも、早食いをしてしまうとインスリンの働きが追いつかなくなり、食後血糖値が急上昇しやすいからです。

一般に早食いの方は、食事中にほとんど箸をおかない傾向がみられます。箸をもったまま次々と口に入れる食事法だとどうしても早食いになってしまいます。

なので、ひと口ごとにかならず箸を置くことを、意識的に心がけてみましょう。箸をおきながら食べるという習慣をつけるだけで、食事時間を長くすることができます。

また、食事の内容も大切です。血糖値を上げやすいものとして、炭水化物(ご飯やパンなど)が知られていますが、反対に血糖値が上がりにくいのは野菜、きのこ、海藻などです。メニューとして野菜などを多く取り入れて、さらに、そうした物から先にゆっくりと食べ始めることで、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。

ふたつ目として、食後に適度な運動を行うことです。適度な運動は、血糖値そのものを下げることに効果がありますが、食後高血糖の予防では運動するタイミングも大切です。血糖値が上がりやすいのは食後30分~1時間くらいなので、そのタイミングで運動を始めるのが効果的と言われています。

特に夕飯後は座ったままテレビを観たり、寝転がったりしがちです。散歩やウォーキングに出かける習慣をつけて、食後の高血糖を防いでみましょう。

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